通勤時間が無駄だから転職はあり？通勤時間が1時間半減って感じたメリット

そんな時にふと思い立って自己啓発の本を買ってみて。

表紙を見られるのは恥ずかしいから本屋のカバーではなく、おしゃれなブックカバーをつけてみたり。

はたまた電子書籍を利用できるサブスクを契約してみたり。

ただ、準備したのに満員電車で本を開くスペースもなく、運よく座れても睡眠時間の補填に使う……

では、そもそも通勤時間を可能な限り削減したらどうなるでしょう

この記事では、転職によって通勤時間を1日当たり約1時間半の削減に成功してわかったメリットを解説していきます。

総務省統計局による全国平均データ

総務省統計局が2016年に行った調査結果によると、全国の一日当たりの平均通勤時間は
正規雇用の男性が62分、正規雇用の女性が50分となっています。

都道府県別に見ると「通勤・通学時間」の結果になってしまいますが、神奈川県が最長で1時間45分です。

通学時間も含まれてしまっていますので一概には言えませんが、関東圏が上位を占めており1時間30分を超えているのがわかります。

参照元：平成28年社会生活基本調査　生活行動に関する結果　結果の概要

通勤時間が無駄だと感じる理由3つ

ちなみに僕の前職は正社員で、通勤は往復で2時間30分かけていました。

全国平均を大きく超えていたのだとこの調査結果を見て改めて実感しています。

ここで前職時代を思い返し、僕が使っていた1日の通勤時間が無駄だなと感じた理由について紹介します。

家族と過ごす時間が減る

僕の場合は、そもそも平日に家族の時間なんてほぼありませんでした。

残業が多かったのもありましたが、残業がない日でも帰宅時間は20時を過ぎているので子供は寝ています。

奥さんとの会話もそこそこに明日の準備、僕の担当家事を終わらせると奥さんの寝る時間となり程なくして僕も寝ます。

残業がある日は帰宅時間は23時を過ぎていたので、夜は家族と顔を合わせることができませんでした。

往復で約2時間30分の通勤は無駄すぎると日々感じていました。

満員電車でストレスが溜まる

僕の職場は都市部ではなかったため、そこまで普段の通勤で満員電車に悩まされることはありませんでした。

ただ出張時などに都市部の電車に乗ると、目的地まで満員電車なんてときもあり、相当のストレスを感じました。

毎日がこれほどの満員電車をご利用の方々は相当の心身の疲れにつながるかと思います。

睡眠時間やプライベートの時間が減る

長い通勤時間を「自己啓発に利用してみよう」と考えたことはありませんか？その成果物の質はどうでしたか？

など様々な外部の影響により、質がなかなか上がっていないかもしれません。

その時間を机などに座ってしっかりと集中して行うことで、短時間でよりよい成果が見込まれるのでないでしょうか。

また1日のうち、自宅のベッドでの睡眠時間だけ考えてみてください。しっかりとした睡眠はとれていますか？

必要な睡眠時間は人それぞれですが、悪循環にはまり最終的には週末のプライベートの時間も奪われかねません。

プライベートの時間ですら仕事の為だけに消費していく毎日となってしまうのは僕は耐えきられませんでした。

既婚子持ちが通勤時間を理由に転職しにくい理由

独身であれば、通勤時間が短い職場に転職するのはあまり難しくないかもしれません。

しかし既婚の方や子供がいる方は、通勤時間が長いという理由のみでは転職に踏み切りにくいですよね。

既婚の方や子供がいる方が通勤時間のみを理由に転職しにくい理由を整理していきましょう。

家をすでに購入している

独身であれば、賃貸住まいの方も多く職場に合わせて住宅も引っ越しやすいですよね。

それに対して、既婚者や子供がいる方は独身者と比べて持ち家率も高くなるかと思います。

持ち家を手放す決断はできず、持ち家から離れていないエリアの求人情報にしか応募できないかもしれません。

また転職をした後しはらくは、年収がダウンしてしまう可能性もあります。

転職をすると子供や配偶者の生活も変わる

転職をし職場が変わると、自分や家族の生活リズムも変わってしまいます。

お子さんが高校生や大学生ともなれば、各々の生活リズムがあるので影響は少ないかもしれません。

しかしお子さんが送り迎えが必要な年齢の場合、配偶者との分担を見直す必要も生じてしまいます。

自分だけで完結できないことが多くあり、転職に対して気後れしてしまうこともあるのではないでしょうか。

僕の場合、平日は仕事が休みでない限り、子供と関わることほとんどできていませんでした。

生活リズムの変化に対してストレスの感じ方は人それぞれですが、ストレスを感じやすいパートナーの場合は「より転職に対して億劫になってしまうな」という印象があります。

転職により通勤時間を1時間半減らして感じたメリット

ここでは僕が晴れて転職に成功し、通勤時間が往復で2時間半から50分まで削減してわかったメリットを紹介します。

育児に積極的に関われるようになった

各々の会社の就業時間にも寄りますが、僕の場合は転職をしたことにより残業がない日には18時30分までには帰宅できるようになりました。

それにより長女の寝かしつけに間に合い、就寝時間までの間の勉強や遊びに参加することができるようにもなりました。

このようなメリットを感じています。

帰宅時間だけでなく出勤前にも余裕が以前よりも増えたので、朝食中に帰宅後には寝てしまっている長男との時間も増えました。

子供・配偶者の体調不良時に帰宅しやすくなった

前職では家族の体調不良のために帰宅しようとしても、帰宅するまでに1時間半は必要でした。

夕方に知らせを受けても、帰宅するときには既に病院も終わってしまっているので迅速な対応が難しかったです。

病院にも間に合い、その後の世話に参加できるので奥さんの負担も減らせていると感じます。

奥さん自身の体調不良の際も伝えてもらいやすくなったので、家族全体で体調不良への早期対応が出来ています。

体調不良への早期対応は昨今の感染症への対応のみならず、悪化や長期化の予防にとてもよいことだと思っています。

趣味や副業に時間を使えるようになった

通勤時間の削減により家族との時間が増えたことだけではなく、1人の時間も増えました。

ちなみに僕の趣味は自転車に乗ることです。

仕事が終わり子供が寝静まった後に2、3時間かけてゆっくりと走り、運動不足解消に役立てています。

趣味の自転車の時間だけではなく、空いた時間を活用してブログも始めました。

ブログは通勤時間の削減により増えたプライベートの時間を利用し、奥さんと協力して運営しています。

副業がますます一般化していく中で、転職によって生まれた30時間の一部を副業にあてて本業以外の収入源も作っていきたいです。

平日に疲れすぎないので休日も元気に過ごせる

以前の職場では残業＋長い通勤時間で疲労が相当溜まっていました。

転職してからは平日にしっかりベッドで睡眠をとることで、週末の疲労回復に充てる時間を削減できていると感じています。

既婚者や子供がいる方は、週末に疲れが取れるまで寝続けるのも難しいですよね。

週末にダラダラしすぎていると、こんな風に小言を言われてしまいます。

僕は基本的に子供と遊ぶことが好きなのですが、前職場のときは平日に疲れすぎて子供と遊ぶのを辛く感じるときもありました。

こんなことが度々あり、奥さんからも怒られていました。

更に朝早くから起きることも出来るようになり、子供からの突発的な日帰り旅行のリクエストにも対応できるようになりました。

通勤時間を少しでも無駄にしないコツ

「通勤時間は無駄だから転職したい」と考えても、すぐに転職できないケースも多いですよね。

このような方もいらっしゃるかと思います。

そこで僕なりに考えた通勤時間を無駄にしないコツを紹介していきます。

僕は基本的には公共交通機関での通勤でしたので、自家用車通勤の方にはそもそもできない内容かもしれません。

読書をする

紙媒体での読書は満員電車ではなかなか難しいかもしれませんが、電子書籍なら比較的読みやすいです。

またお住いの地域の図書館によっては、電子書籍での本の貸出を行っている場合もあります。

ただしこちらは貸出人数に上限が設定されているケースが多いです。

読みたいときに読みたい本を読むのはタイミングが合わないと難しいでしょう。

リスニング学習に使う

多言語を学ぶ際は耳の慣らしからと個人的には考えています。

僕はリスニング教材で勉強した経験はあまりありませんが、洋画が好きでしたので画面を見ずに耳だけで洋画をよく聞いていました。

業務で外国人と関わることが多々あるのですが通勤時間の洋画鑑賞のおかげで、

まで上げることができました。

また洋画による英語学習を紹介した同僚は、たった1年間で

まで上達していたのも確認しています。

自転車・徒歩通勤にして運動をする

1日中座ったままの業務をしている方は、毎年の健康診断の結果が怖いと思ったことはありませんか？僕はその1人でした。

通勤時間が長かったときには

こんな状態でした。

できない部類ながらも

と無理がない範囲でしていました。

結果的には帰宅時間が多少遅くなってしまうこともありましたが、毎日ちょっとした運動を通勤時間を利用してできていたと思っています。

ただしこの方法は会社の規定を確認してからの実施を強くおすすめします。

申請している通勤経路や通勤方法と異なると、

恐れがあります。

通勤時間を短くする方法

最後に通勤時間を短くする方法を3つ紹介していきます。

職場に近い住宅に引っ越す

賃貸住宅にお住いの方は、職場に近い住宅に引っ越せば一気に通勤時間を短くできます。

ただ既婚者や子供がいる方は、パートナーや子供の通勤・通学環境も考慮して引っ越しをする必要があります。

自宅に近い職場に転職する

僕の場合は運良く、自宅に近い職場に転職できました。

自宅近くに良い求人があれば、思い切って応募してみるのも良いかもしれません。

テレワークOKの仕事に就く

テレワークOKの仕事であれば、そもそも通勤時間は0分にできますよね。

上記の問題点もありますが、通勤時間だけを考えると出勤よりもテレワークの方がメリットが大きいといえるでしょう。

【まとめ】既婚子持ちに通勤時間は無駄だった

家族のために毎日出勤し月給を稼いでいるわけですから、通勤時間の全てが無駄ではありません。

しかしその通勤時間の為に家族との時間や趣味の時間を削っていく毎日は、果たして家族のためになっているのでしょうか。

毎日の生活の中に組み込まれている通勤時間は、

など、少しでも自分の時間を無駄にしないように常に気にしておく必要があると感じました。