- 周りに転職していく同僚がたくさんいて自分もやってみようかなー
- 今の仕事が自分に合ってない気がするなー
- 急な人事異動でやりたいことから逸脱しすぎてモチベーションが保てないよー
などの理由から、転職を多少なりとも意識したことはありませんか?
余程、仕事内容とやりたいことが一致し、やりがいを感じていなければ少なからずあるかと思います。
がんちゃん
- 一時的にとはいえ、朝帰りが半年ほど続いた
- 人事評価に納得がいかなかった
- 人事異動で上司が変わり仕事の進め方に納得がいかなかった
と理由はいくつかあり、そのたびに転職が頭をよぎるものの転職アプリを眺めているだけでした。
とはいえ僕は結婚もしていて子供がいるので、転職活動には家族の理解や賛成が必要不可欠でした。
最終的には妻の賛成も得て転職活動に本腰を入れ、晴れて転職することが出来ました。
そんな僕の体験談から家族に転職したい気持ちを理解してもらえるように、事前にやっておきたいいことを紹介していきます。
もくじ
家族がいても転職に踏み切るのがおすすめな人
僕が転職をした当時、
- 奥さんは専業主婦
- 子供は4歳と1歳
- 絶賛住宅ローン返済中
でした。
転職に踏み切るかはかなり悩みましたが、現職での経歴を捨て新しい会社にていちから地位を築いていくことを選びました。
がんちゃん
そんな経験から僕と似た境遇でも現職に居残るよりも、転職に踏み切った方が幸せになれる可能性があるケースを紹介したいと思います。
勤め先の業績状態に不安がある人
昨今の感染症の影響から、業種によっては追い風になり業績を伸ばしている企業もあります。
しかしながら、逆に向かい風になり業績が悪化している企業も少なくありません。
がんちゃん
ただ単に業績が悪化しているから転職をするという選択肢も悪くはありませんが、一時的の場合もあります。
先走らずに、一度勤め先の今後の行く末を見直してみてはいかがでしょうか。
- リストラを行っている
- 拠点を減らしている
- 見るからにその場しのぎな対策をしている
- 業績悪化のしわ寄せが大きい
- 人事評価の突発な見直し
上記を聞いて少しでも、「うちの会社も当てはまるかも」「自分の会社の状況ってどうなってるんだろう」と不安になった方もいるかもしれません。
そんな方は、自分の会社だけでなく競合他社と合わせて調べてみましょう。
同時進行で本格的な転職活動までではなくとも、情報収集をかねて転職サイトへ登録しておいてもいいかもしれませんね。
僕の場合はほとんどが当てはまっていて、経営陣への不信感は僕だけではなく社員全員に広がっていました。
- リストラでの有識者の退職
- リストラにより1人当たりの仕事量は増えたのに突然の残業0改革
- 会社の業績が悪いのでボーナスの大幅な削減
- 特に人事評価方法の突然の見直し
こんなことが立て続けに起こったので驚きましたね。
勤め先で出世が見込めない人
実力があるにも関わらず、勤め先で出世を阻む壁があると感じたら転職を検討しても良いでしょう。
- 上司に気に入られているか
- 実力を発揮できる業務につけるか
- 上司の影響力が所属部署の中でどのくらいあるのか
- 上司が適切な評価が行えているか
上記は他責的な書き方をしていますが、もちろん自責的な要因もあります。
しかし他人を変えるのは難しいですが、自責的要因はわかってしまえば自分の問題ですので対策のしようがありますよね。
がんちゃん
しかし前職では数年間勤めた中で、運よく様々なプロジェクトに若年層ながらも参加させてもらい多くを学びました。
同じ勤務年数の同僚よりも社内に顔も効き、協力会社の方にも「○○社の○○さんね」と名前で覚えても下さっていました。
その後からが問題でした。
- 培った知見を活かせない業務
- 人事評価から逸脱した上司の願望
など自分では改善仕様のない問題が積み重なり、「ここでは出世どころか、そもそも昇給もないかも」と思ったこともあり、転職にふみきりました。
家族との時間を確保できていない人
あなたの今の生活で一番優先すべきことはなんですか?仕事?趣味?家族?お金?
がんちゃん
仕事もお金を稼ぐのも家族の為であり、その次に余った時間を趣味にあてたいです。
自分の時間が全然ないように見えますが、今では転職し僕の趣味の量的には十分の時間が確保できています。
また転職して平日に奥さんとの会話が増えたので、奥さんとの関係性や奥さんのメンタルも改善されたと思っています。
家族との時間が平日にほとんどない方は「家族は今の勤務時間に対して理解がある」と思っていても、どこかで無理をしているかもしれませんよ。
がんちゃん
心身に影響が出ている人
最近ストレスで、下記のような状況になった覚えはありませんか?
- 暴飲暴食
- イライラする
- 飲酒が増えた
- 何もないけど体がだるい
- 食欲がない
ストレスは普通に過ごしていても、多少なりとも感じるものだとは思います。
僕は心理学の知識はありませんが、これまでの社会人経験の中で何人かの同僚が心理的要因で休職、退職をしてしまったのを見てきました。
その同僚の事前や事後の話を聞いた中で僕自身にが「この症状が出たらとにかくストレスを発散しておこう」というのをあげさせてもらいました。
趣味などでストレスを解消できればいいですが、できずにいると休職、最悪の場合は退職に追い込まれてしまいます。
ご自身の職場に労働環境の改善を求めるのもいいですが、独身か既婚者に関係なく転職を選びご自身で環境を改善するのも良いと思います。
家族に転職を相談・報告するタイミングはいつ?
転職活動を始めようと思い立ったのはいいですが、そのことを家族に打ち明けるタイミングと理由が重要です。
ここでは、家族に相談や報告するのタイミング別の特徴を解説していきます。
タイミングによっては、家族の不安を煽ってしまう可能性もありますので注意しましょう。
【おすすめ】転職活動を始めるとき
僕が一番おすすめするタイミングは、転職活動を始めたときです。
転職エージェントを利用するのであれば、まずは担当者と面談をしますよね。
面談の環境確保のためにも、面談予約を入れる前に相談しておくのがいいでしょう。
家族に転職活動の相談や報告をするときには、こんなことを決めておくと転職活動をスムーズに進めやすくなります。
- 活動方針(情報収集、本格活動など)
- 狙う会社の勤務地(近場、変化なしなど)
- 希望年収
夫婦間でこれらの情報を共有しておくと、活動途中や内定獲得後での反対や小言を言われるリスクを抑えられます。
僕も転職活動を始めるときに奥さんに相談しました。
がんちゃん
選考が面接に進んだタイミング
転職サイトへ登録し職務経歴書や履歴書を作成し、書類選考へ進むかと思います。
書類選考に通過すれば次はいよいよ採用担当者との面談に進みます。
がんちゃん
家族に相談や報告をするタイミングとしては、書類選考通過や面接前はギリギリです。
対面面接であれば、家族にこっそり面接を受けることはできそうです。
しかし最近ではオンライン面接も増えています。
オンライン面接の場合、自宅で面接を受けるので家族に隠すのも難しいでしょう。
- 転職活動の進捗
- 書類選考を受ける会社
- 転職先の年収・勤務地
など家族が気にすべきポイントもたくさんあります。
面接の機会をやっと獲得できたのに、小言を言われるのがいやな方は前項の「転職活動を始めるとき」に相談するのを強くおすすめします。
【遅すぎ】内定を獲得したとき
内定獲得時点で家族に転職を報告するのは、正直タイミングとしては遅すぎます。
家族からは多くの意見や反対を受けると思っておいた方が良いでしょう。
- 家事の分担はどうなるのか
- お子さんがいるのであれば送り迎えはどうなるのか
- 年収
- 勤務地
- 転勤はあるのか
- 会社の安定性
こんな質問や指摘、様々な反対意見が飛んでくると覚悟しておく必要があります。
転職は本人のみでなく、家族の生活も大きく変える可能性があります。
転職先によっては家族の反対が激しく、内定を辞退しなければならないケースもあるかもしれません。
万が一、苦労して獲得した内定なのに辞退なんてことになってしまうと、内定先にも担当してくれたエージェントにも大きな迷惑をかけてしまいます。
がんちゃん
【体験談】転職活動を家族に相談したメリット・デメリット
ここからは僕が経験を通じてわかった転職活動を家族に相談するメリット・デメリットの紹介です。
僕は先に述べたように「転職活動を始めるとき」に奥さんへ相談と報告をしました。
がんちゃん
転職活動を家族に相談したメリット
まずは転職活動を家族に相談して感じたメリットを3つ紹介していきます。
家族が応援してくれた
転職活動がうまくいかないときに妻が応援してくれたのは、励みになりました。
業界にもよりますが、僕の場合、書類選考がなかなか通過せず辛かったです。
多くの転職希望者がいるのに対し、企業は1~2名など数名採用を予定しているので当たり前ですよね。
がんちゃん
妻が転職活動の相談に乗ってくれた
奥さんが転職活動の相談に乗ってくれたのが、個人的にはすごくありがたかったです。
- 職務経歴書や履歴書の作成
- 応募する企業の選定
僕の場合、上記で相談に乗ってもらっていました。
転職エージェントの担当者も書類作成時にフォローをしてくれますが、僕自身の性格や価値観をより深く理解してくれるのは奥さんです。
書類で何を採用担当者に伝えれば良いかわからなかったときに相談に乗ってもらいました。
がんちゃん
コソコソ転職活動しなくてすんだ
僕は早々に奥さんに転職活動を始めることを相談、報告していました。
おかえげでコソコソ転職活動する必要がなく家でも、
- 職務経歴書や履歴書の作成
- 面接対策
- 求人情報の閲覧
- 転職エージェントの担当者との連絡・面談
転職活動を家族に報告していないと、こっそり隠れて転職活動をしなければなりません。
転職活動に100%集中したいのであれば、家族に早いタイミングで報告して堂々と転職活動を進めるのがおすすめです。
100%集中して作業をするのには全く向いていないと思いますので全力で活動したい場合は早々に伝えることをおすすめします。
転職活動を家族に相談したデメリット
転職活動を家族に相談するデメリットを2つ紹介していきます。
ただし書類選考通過時や内定獲得時など、いつかは転職を家族に伝える必要があります。
がんちゃん
また転職活動に関する報告は一度して終わりではなく、定期的にしておくと家族からの小言を減らせますよ!
転職活動の進み具合を妻に聞かれる
僕の妻は自他ともに認めるせっかちなので、たびたび転職活動の進捗を妻から尋ねられました。
がんちゃん
ただ今となっては奥さんの気持ちもわかります。
転職は自分だけでなく、奥さんや子供にも影響が大きいです。
奥さんは自分で動けない分、僕の転職活動が不安だったんだと思います。
パートナーから転職活動の進捗を聞かれるのが嫌であれば、自分から定期的に報告しておくのもアリです。
転職先・転職活動を反対される
転職活動を反対するパートナーは以外と多いです。
共働きであれ一馬力であれ、給料は家族の大きな収入源なので無理もないですよね。
- 想定年収
- 会社規模
- 業界
などによっては、家族に反対される可能性があります。
家族に転職活動を反対されないようにするには、最初に希望年収や転職先の企業規模などを決めておくと良いでしょう。
がんちゃん
家族に転職を理解してもらいやすい説得方法
最後にご自身の転職活動について、家族に理解をしてもらうコツについて紹介します。
本記事で紹介しているコツは、あくまでも僕と奥さんの性格や関係性によるものです。
がんちゃん
転職活動をする理由を話す
まずは家族になぜ転職活動がしたいのかをはっきりと伝えましょう。
本格的な転職を考えているのであれば、
- 現状の不満点
- それが今後改善されないと思った理由
を明確にすると伝わりやすいです。
また伝えるときには「なんとなく」「他のみんなもやってるから」なんて曖昧なものは避けましょう。
- 昇給・昇格が見込めない
- 勤務体系が改善されない
- もっと上を目指したい
- 人間関係に不満がある
がんちゃん
将来のライフプランや収入を話し合う
家族とは転職前に将来のライフプランや今後の収入に関して話し合っておきましょう。
過去に華々しい実績や経歴がない限り、現在の年収から目減りする可能性はあります。
収入額が変われば、下記の項目に影響が出てしまいます。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 保険料(医療、生命、学資など)
- 毎月の出費(生活費)
ライフプランや世帯年収について話し合うと、ご自身が狙うべき年収もはっきりとわかります。
夫婦間の不安も取り除かれ、かつ狙う年収がはっきりするとエージェントとのやり取りも効率よく行えます。
転職活動を言い訳にしない
転職活動を言い訳に家事・育児の分担をサボるのはやめましょう。
転職活動は、本業の時間以外にするのでプライベートの時間を犠牲にしなければなりません。
- 本業の仕事
- 家事・育児の分担
- 転職活動
上記の3つを同時に頑張るのは大変ですが、家事・育児よりも自分の趣味や休息を優先すると家族の不満が溜まってしまいます。
可能ならば、転職活動は家事や育児の分担を変えずに行うのが良いですね。
ただし転職活動はタイミングも重要な要素のひとつです。
がんちゃん
転職活動の時間を満足に確保できないのであれば、家族に相談して家事・育児の時間の分担を見直してもらうのも良いかもしれません。
家族と分担について話し合い、転職活動にかける時間を決めましょう。
家事・育児の分担を減らしてもらった場合、家族に感謝の気持ちを持つのも大切です。
がんちゃん
【まとめ】家族の理解を得てから転職活動しよう
僕の場合、最初に奥さんの理解を得たうえで転職活動を行いました。
- 書類選考がなかなか通らないとき
- 行けると思った面接がダメだったとき
などに奥さんに励ましてもらったこともあり、非常に穏やかな気持ちで転職活動を続けられたと思っています。
ご家族がいらっしゃる方は自分だけの人生ではなく、好き勝手に過ごして良いわけではありません。
がんちゃん