英語資格どれがいいの?用途別に解説!社会人が持てる英語の資格について

看板

社会人として英語の資格を一つは持っておきたい!

英語は得意ではないけど今後の為に資格の取得を目標に勉強したい!

だけど、英語の資格を取りたいけどなにがあるの?

英語の資格が数種類あるのは知っているけどどれがいいの?

自分の環境に合わせて資格を選びたい

この記事では、英語の資格が数種類あるのをご存じの人から知らない人まで

自分が目指すべき英語の資格について紹介します!

英語の資格についてそれぞれ解説

ここで紹介していく資格については数ある中から以下を元に5つを紹介していきます!

・求人票でよく見られる物

・社内規定の資格奨励金対象でよく見られる物

・知名度がある程度ある物

 ・TOEICについて

マークシート

日本に住んでいれば嫌でも聞いたことがあるはずの英語の能力を級ではなく点数で表してくれる資格です。

単にTOEICと言っても試験の種類は3種類に分けられています。

TOEIC L&R、TOEIC S&W、TOEIC Speaking

また、TOEICの中でも初心者向けもあります。

TOEIC BRIDGE L&R、TOEIC BRIDGE S&P

それぞれ試験項目などが異なりますので紹介していきます。

Listening & ReadingSpeaking & WritingSpeaking
特徴・試験内容Listening : 日常的会話、ビジネス会話、アナウンス案内Reading : 語彙力、短文、長文Speaking : 日常会話、ビジネス会話Writing : 日常的連絡、ビジネス的連絡日常的、ビジネス場面での会話能力の測定
試験時間Listening : 約45分Reading : 約75分Speaking : 約20分Writing : 約60分Speaking : 約20分
試験方法マークシート方式パソコン(※要ヘッドセット)パソコン(※要ヘッドセット)
結果10~990点1門あたり5点Speaking : 0~200点Writing : 0~200点1問あたり10点0~200点1門あたり10点

以下はTOEIC BRIDGEの詳細です。

Listening & ReadingSpeaking & Writing
特徴・試験内容英語初級から中級者を対象日常的な聞く、読むの英語能力を測定英語初級から中級者を対象日常的な話す、書くの英語能力を測定
試験時間Listening : 約25分Reading : 約35分Speaking : 約15分Writing : 約37分
試験方法マークシート方式パソコン(※要ヘッドセット)
結果30~100点1門あたり1点30~100点1問あたり1点

 ・国連英検について

国連

国連英検は、正式名称「国際連合公用語英語検定試験」といい、名前にもあるように国際情勢に関する試験が出題されます。

級は特A級からE級と6段階の級が存在しそれぞれ難易度だけでなく出題内容、出題形式が変わります。

B級以上から国際時事問題をテーマとした作文問題が出題されます。

TOEICと異なり年2回の開催となるので注意が必要です。

特A級A級B級
特徴・試験内容英語力だけでなく国際的な知識を有する文化、経済、など幅広い議題において討論ができるレベル
一次試験満点:100点
Listening:なし
Reading:80問
作文:あり/20点
二次試験面接
短時間で記事、小説、劇を理解できる英文で決められたテーマについて論理的まとめることができる日常の自称、時事問題について討論ができるレベル
一次試験満点:100点
Listening:なし
Reading:80問作文:あり/20点
二次試験面接
やさしい新聞、雑誌の記事が理解できる自己収集した情報を活用、電話対応、日常生活において自己表現ができるレベル
一次試験満点:100点
Listening:40問
Reading:40問
作文:あり/20点
面接:なし
試験時間一次試験:120分
二次試験:15分
一次試験:120分
二次試験:10分
一次試験:120分
二次試験:なし
合格者の平均TOEIC点数967.78918.74752.55
試験方法マークシート/作文マークシート/作文マークシート/作文リスニングテスト
 C級D級E級
特徴・試験内容高校卒業レベルの英語能力簡単な電話の取次ぎ、談笑を楽しめるレベル
満点:100点
Listening:40問
Reading:60問
作文:なし
面接:なし
高校1,2年程度の英語能力簡単な日常会話ができるレベル
満点:100点
Listening:40問
Reading:60問
作文:なし
面接:なし
中学レベルの英語能力簡単な自己紹介ができるレベル
満点:80点
Listening:30問
Reading:50問
作文:なし
面接:なし
試験時間一次試験:100分
二次試験:なし
一次試験:100分
二次試験:なし
一次試験:80分
二次試験:なし
合格者の平均TOEIC点数561.19 -
試験方法マークシートリスニングテストマークシートリスニングテストマークシートリスニングテスト

 ・TOEFLについて

TOEFL

TOEFLは、TOEICよりも海外留学などに有効的に活用できるスコアです。

「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」の英語4技能を総合的に測定するテストとなっているので総試験時間は約3時間となっています。

受験方法は3種類あります。

・TOEFL iBTテスト:テストセンターのコンピュータを使用してテストを受ける。

・TOEFL iBT® Home Edition:自宅のコンピュータを使用してテストを受ける。

・TOEFL iBT® ペーパー版: Reading、Listening、Writingセッションはテストセンターで、またSpeakingセッションは自宅で受験します。

ReadingListeningSpeakingWriting
特徴・試験内容自然科学、社会科学、芸術などを題材とした学術的な長文読解問題を出題「講義」「会話」の2種類構成となっている・講義 幅広い分野を題材とした講義・会話 学生による教授、職員、学生などとの会話・Independent Speaking Task・Integrated Speaking Task二つのテスト方法の詳しい内容は別記します。Speaking と同様で「Independent Writing Task」と「Integrated Writing Task」の二つに分かれています。
試験時間54~72分21~34分17分50分
試験方法PCPCPCPC

 ・英検について

grammar

日本で学生にはもっともメジャーな英語資格でしょう。

逆に社会人にとってもっともメジャーなのはTOEICだと思っています。

もちろん、社会人として英検を所有していても役に立たないことはありません。

級は1級、準1級、2級、準2級、3,4,5級と7段階に別れています。

4,5級はリスニング、リーディングの一次試験のみで、それ以上の級はスピーキングには二次試験が用意されています。

 1級準1級2級準2級
特徴・試験内容大学上級程度2次試験の面接でスピーチとそれに対する質疑応答がある英語を使った対応力が試される大学中級程度エッセイ形式の実践的な読解問題が出題高校卒業程度社会性のある読解問題が出題問題にライティングが追加される高校中級程度長文の穴埋め問題が加わるセンター試験の問題形式との共通点があることから入試対策にも使える
試験時間約140分約125分約110分約105分
試験方法筆記リスニング録音形式のスピーキング筆記リスニング録音形式のスピーキング筆記リスニング面接筆記リスニング面接
 3級4級5級
特徴・試験内容中学卒業程度海外文化など出題内容が広がる中学中級程度より実用的な内容。身近なトピックが題材となっている読解問題中学初級程度家族、趣味、など身近な話題が出題
試験時間約80分約65分約50分
試験方法筆記リスニング面接筆記リスニング面接筆記リスニング面接

 ・技術英検について

技術英語

技術英検は公益社団法人日本技術英語協会が「科学技術文書を英語で読む能力・書く能力を客観的に正しく評価する」ための資格検定試験として実施している試験です。

文系の方にはあまりなじみがないかと思いますが主に理系の工業系の仕事に就いている方むけです。

元々は、「工業英検」と呼ばれていて2020年度から技術英検と名称が変わっています。

級はプロフェッショナル、1級、2級、3級の4つ。

 プロフェッショナル準プロフェッショナル
特徴・試験内容科学、技術分野を題材とした文章を的確に読みとくことができる。
文章の種類を理解しそれに応じた使い分けができる。
プロフェッショナル:75%以上の正解かつ50%未満の回答が各部でないこと
科学、技術分野を題材とした文章を的確に読みとくことができる。
文章の種類を理解しそれに応じた使い分けができる。
準プロフェッショナル:60%以上の正解
試験時間120分120分
試験方法記述式マークシート、記述式
 1級2級3級
特徴・試験内容科学、技術分野を題材とした文章を的確に読むことができる
英文資料の要約、和訳、和文の英訳ができる
60%以上の正解
科学、技術分野の語彙力があり、構文、文法の理解力がある
60%以上の正解
科学、技術分野の基礎的な理解力がある
60%以上の正解
試験時間80分70分60分
試験方法マークシート、記述式マークシートマークシート

・日本企業への就職、転職で使えるのは?

日本

 手っ取り早く日系企業でアピールできる英語資格を探している場合はTOEICの高得点を目指してみては?

そもそも、なぜTOEICが一番に出てくるのかは個人的な見解になります。

  •  企業が英語の重要性に気づき社内教育としてTOEICの受験を推奨している
  •  中途採用の募集要項にTOEICの点数の項目が増えている
  •  TOEICの知名度が国内では高い傾向にある

TOEICは国内においての知名度はとても高く、社会人の英語能力測定の定番と言えばTOEICと言ってもいいのではないでしょうか。

僕も大学生の時の就職面接ではTOEICの点数を聞かれることが多かったです。

転職時においてもそれは変わっておらず募集要項の必須条件にTOEICの項目も多くみられました。

また、面接まで行きついた企業ではどこもTOEICの点数を聞かれました。

・外資系企業への就職、転職で使えるのは?

NY

逆に外資系企業への就職、転職を目指すのであればTOEICだけでなく国連英検、TOEFLを取得するのをおすすめします。

海外においてこのような資格はもちろん有効になりますが英語で業務などのコミュニケーション能力があるかが問われます。

対策できてしまう試験よりも英語でのコミュニケーション能力を知るにはこの二つの方が適しているからでしょう。

TOEICにS&Wがありますがこの二つは国際情勢を試験項目に織込んでいることも影響していると思われます。

ただ、TOEICが全く役に立たないとは言えません。

事実、国内の外資系企業への転職斡旋を主としていた外資系転職エージェントにはTOEICでも大丈夫と言われました。

・英検、技術英検は?

英検については僕もある程度は知っていますが社会人になってから英語の能力確認において聞かれたことはあまりありません。

人事との会話でも主にTOEICで英語能力の測定を図ってきました。

また、同僚との会話でも第一に出てくるのはTOEICでした。

理系の学部出身や、理系の企業にお勤めであれば聞いたことがある技術英検も募集要項で見るのは稀にあるくらいでした。

資格奨励金の規定がある企業にお勤めであれば資格一覧に記載があるかと思います。

・どれを選ぶべき?目的を決めよう

国内の求人票で多くみられるのはTOEICである以上、まずはTOEICの高得点を目標としてもいいかとは思います。

履歴書の書ける英語資格で汎用性があるものはTOEICかと僕は思っています。

ただ、TOEICが有効、有効でない場合があることは知っておいてください。

企業ごとに英語能力のどこに重きを置いているかが異なるので目的を決めてどれを勉強するのかを決めましょう。

日本企業への就職、転職をするのであればまずはTOEICの高得点から

外資系企業への就職、転職が目的であればTOEICの高得点に合わせて海外でも認知度のあるTOEFLを取得するのはいかがでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA